季節の手しごと 〜8月〜


●8月 涼をとって、リフレッシュ

 

厳しい暑さが続いていますが、涼しく元気に暮らす工夫をして、リフレッシュしましょう

 

お庭にあるハーブや、料理に使って残っているハーブ、ドライフルーツやかんきつ類などを使ったリフレッシュウオーターと、お好みのフルーツにお酢を加えて作るサワードリンクをご紹介します。

 

夏休みのおやつにおすすめの残り物で作るラスクも、ご参考になさってくださいね。

 

そして、8月後半は、気持ちを切り替えて、 秋支度を始めませんか。

9月9日の重陽の節句にいただく「菊酒」を作ってみませんか。

「菊酒」は、熟成させるとおいしくなりますので、菊花が出回り始めたら、早々に作ってみませんか。

 

 

 ■リフレッシュウオーター

 

【材料】お好みのハーブ(写真はアップルミント) 5~6本

    ミネラルウォーター    適量

 *スライスしたレモンやライム、リフレッシュウオーター用のドライフルーツなどお好みのグリーンやフルーツで、どうぞ。

 

 【作り方】

①ハーブは、流水で洗い、ボウルに水をためて5分ほど浸けます。

②❶のハーブを、きれいに洗ったボトルに入れ、ミネラルウォーターを注ぎます。

③冷蔵庫で保管し、24時間程度で飲み切るようにしましょう。

*新しくリフレッシュウオーターを作る場合は、必ずボトルを中性洗剤で洗って使用するようにしてください。

*リフレッシュウオーターで使用したハーブは、まだ、香りを楽しむことが出来ますので、食卓やキッチンなどに飾って爽やかな香りをお楽しみください

*ハーブは、飲むだけではなく、袋に入れてお風呂に入れても爽やかな香りを楽しめますので、ぜひ、お試しください。

●フルーツサワードリンク

 

お酢がカラダにいいことはわかっていても、胃にも負担がかかりそうですし、毎日摂るのは難しいと思っていました。

でも、大さじ1杯程度(胃が心配な方は食事と一緒に)摂ればいいということが分かり、甘いサワードリンクを作ってみようと思いました。

 

作ってみるとカンタンですし、予算に応じてフルーツを選べるのでリーズナブルですし、楽しくておいしいです。

 

お酢の効果ですが、

 ・胃酸の分泌を促す

 ・腸内の善玉菌を増やすてくれて便通の改善が期待できる

 ・血圧を下げる

 ・内臓脂肪を減らす 

 ・美肌・美髪に効果

 ・ダイエット効果

 ・疲労回復

などが期待できるそうですよ。

ぜひ、お試しください。

■ミックスフルーツサワードリンク

<材料>

お好みのフルーツ   合わせて700g

(りんご・オレンジ・キーウィ・ブルーベリー・冷凍パイナップル)

 

氷砂糖       700g

 

お好みの酢 (米酢を使いました) 果物がひたひたになる量 700ml程度

 

〈作り方〉

①フルーツは、洗ってペーパータオルで水気を取ります。

 

②オレンジは皮を剥き、横に切り、さらに半分に切ります。

 

③キーウィフルーツは皮を剥き、5ミりくらいの厚さにスライスします。

 

④りんごは皮が付いたまま、16等分に切ります。

 

⑤ブルーベリーは、そのまま使用します。

 

⑥冷凍パイナップルは、適当な大きさに切って凍ったまま使用します。

 

⑦消毒したビンに、分量の氷砂糖の内の5分の1くらいの量を敷き、ビンの内側の側面に貼り付けるようにしてフルーツを入れ、見た目の可愛さを確認しながら残りの氷砂糖を加えていきます。

 

⑧最後に、お酢を注いで出来上がりです。

 

⑨毎日、1回くらいビンを持ち上げて逆さまにして、天地を入れ替えて混ぜます。

 

⑩氷砂糖は3~4日で溶けますが、2~3週間冷暗所に置くと、一段とおいしくなります。

 

*水や炭酸、牛乳や豆乳で4~5倍に割って飲んだり、ヨーグルトに加えたり、甘いですがドレッシングにお使いいただいてもおいしいと思います。

 

旬のフルーツを使って、いろいろお試しいただきたいと思います。

  

今回は、氷砂糖を使いましたが、グラニュー糖や三温糖、黒糖、はちみつなどお好みのものをお使いください。

 


●フルーツサワージャム

フルーツを漬け込んで3週間が経過しましたので、水分の抜けたフルーツを取り出し、おいしく活用しよう!と思い立ちました。

□フルーツサワージャム

<材料>

フルーツサワードリンクを作ったフルーツ   適量

砂糖                    種類や分量はお好みで               

フルーツサワードリンク           50mlくらい

水                     適量

 

<作り方>

①フルーツサワードリンクのフルーツを、穴あきお玉などですくい取り、りんごは皮を剥いて半分に切り、キーウィフルーツとオレンジも半分に切り、材料の大きさを揃えます。

 

②❶を大き目の鍋に移し、砂糖、フルーツサワードリンク、フルーツがひたひたになる量の水を加えて強めの中火で加熱します。

 

③アクを引きながら、焦げ付きに注意し、加熱します。

 水分が少なくなったら、水をたしてください。

 

④10分ほど加熱し、フルーツに水分が戻ってふっくらした状態になったら完成です。

 

⑤消毒したビンなどに移し、冷蔵庫で保存します。

 2週間くらいで食べ切ってください。

 

 ヨーグルトに入れたり、パンに塗ったりしてお使いください。



■残りものでラスク

 

食べきれずに残ってしまってパサパサになった食パンやバゲットやカステラんどを、おいしいおやつにリメイクしてませんか。

暑くて!や悪天候で買い物に出掛けられないのに、おやつがない!という際にも、有難いお助けおやつになりますよ。

 

ぜひ、お試しください。

<材料>

バゲットなど  

バター     30gくらい

砂糖      30g

お好みでレモン果汁  適量

    フリーズドライのいちご  適量

 

〈作り方〉

①バゲットは、厚さ5mmくらいにスライスします。

 

②バターを量り、レンジで500Wで30秒ほど加熱します。

 半分くらい溶けた状態が理想的です。

 加熱し過ぎて全部液体になってしまうと、塗りにくく、仕上がりも悪くなります。

 加熱し過ぎた場合は、冷蔵庫で少し冷やしましょう。

 

③オーブンを180度に温めておきます。

 

④❷に砂糖を加え、ミニホイッパーなどで混ぜます。

 

⑤❹をバゲットに均一に塗ります。

 

⑥オーブンで10分ほど焼きます。

 加熱時間は、パンの水分量や厚さなどで変わりますので、加減してください。

 

*バターに砂糖を混ぜる際に、レモン汁やフリーズドライのフルーツを加えると味や色の変化を楽しめます。

 

 また、画像はグラニュー糖ですが、出来上がりのラスクは、三温糖、きび糖も使用してみました。

  

 



●大葉の保存

大葉の旬は過ぎてしまったかもしれませんが、大葉好きのCOCON店主が実践している大葉の保存方法をご紹介させていただきます。

安い時に多めに買って、上手に保存し、爽やかに役立てたいですよね。

□生の大葉を保存

大葉を購入し、帰宅したらすぐに行うのが理想です。

 

〈方法〉

①ボウルに水を溜めて、大葉の茎部分を持ってバラバラにならないように洗います。

 

②グラスに5ミリほど水を入れ、大葉を活けるように入れて、ラップをふわりと掛けて冷蔵庫で保存します。

 

水を毎日入れ替えれは、5日~1週間は新鮮さが保てます。

 

*冷蔵庫の見える場所で保管すれば忘れることもなく、冷蔵庫を開ける度に目にも嬉しいかと思います。


□大葉のしょう油漬け

 

最近よく見かける大葉のしょう油漬けを、COCONレシピで作ってみました。

 

〈材料〉

大葉       10枚

しょう油     適量

かつお節     5g

昆布       10cm

 

〈作り方〉

①しょう油にかつお節と昆布を加え、だししょう油を作ります。

1週間ほど置くと美味しいだししょう油になります。

 

②大葉をきれいに洗い、ペーパータオルで水気をていねいに拭き取ります。

 

③大葉が入る大きさの保存容器に大葉を移し、ひたひたになるまでだししょう油を注ぎます。

 

④翌日には味がしみ、色も鮮やかなままでお使いいただけます。

 1週間から10日くらいで使い切っていただけたらと思います。

 残ったしょう油に、また、大葉を漬けてご活用ください。

 

*大葉は、しょう油を予想以上に含んでいますので、切る際に周りをしょう油で汚さないように、ご注意ください。

 

*しょう油にも、大葉の香りが移っていますので、しょう油もご活用ください。

きゅうりの乱切りに細かく刻んだ大葉としょう油を加えて即席漬けにしたり、熱々のご飯に刻んだ大葉を混ぜておにぎりにしたり、肉や魚に巻いたりして、お使いいただきたいです。



■菊酒 *甘めのレシピです。(分量は、お好みで加減なさってください。)

【材料】

・食用菊  100g程度

・焼酎(ホワイトリカー アルコール度数35度以上) 800cc

・氷砂糖  100g(お好みで加減してください。)

 (レモンを加えても可。)

 

準備しておくこと】

 お酒を漬けこむ密閉瓶をきれいに洗い、乾かして、焼酎などで殺菌しておきましょう。

 

【作り方】

①分量の食用菊を水洗いし、ざるなどに上げて水気を切ります。

②さらに、1輪ずつペーパータオルなどで水気をしっかり取ります。

③殺菌しておいた密閉瓶に、静かに分量の氷砂糖を入れます。

④❷の食用菊の花びらを手でちぎってガクから外し、紙などの上に仮置きします。

(ガクや花芯の部分は捨てます。)

⑤全ての花びら外しを外し終えたら、❸の密閉瓶に移し入れます。

⑥瓶にホワイトリカーを注ぎ、蓋をして、冷暗所で保存します。

⑦時々混ぜながら、1か月半~2か月浸けこみ、全体が黄色くなったら完成です。

 菊花を取り除いて、あれば菊の花びらを浮かしてお召し上がりください。

 

⑧熟成が間に合わない場合は、新暦の重陽の節句10月25日にどうぞ。


その他の「菊酒」の作り方をご紹介します

・前日洗った食用菊の花びらを蒸し、日本酒に漬けこんでおく。

・盃やグラスに注いだお酒の上に食用菊の花びらを浮かす。

お好みで、燗または、冷で、お楽しみください。