COCONについて


COCON(ココン)は2017年12月、東京都目黒区自由が丘に新設された1年間限定ショップ、「東京都チャレンジショップ創の実」に和食器の専門店として誕生しました。

 

昔から愛用されてきた「うつわ」や「道具」に、現代的な使い勝手の良さをプラスして、実用的で、買い足しができ、「長くご愛用いただけること」、そして、「使う度に心が弾むこと」に重点を置いてセレクトした商品を取りそろえております。

 

また、古くから日本人が大切にしてきた吉祥文様、行事や季節の手しごとなども併せてご紹介してまいります。

名前の由来


店名のCOCON(ココン)は、古今(ここん=昔と今。昔から今まで。)からいただきました。昔から今まで、そして100年先の人々の生活にも受け継がれ、愛用される商品をご紹介したいという願いを込めて名付けました。

 

また、COCONはフランス語で「繭」。

 

「繭」は、娘の名前と同じ響きの音、そして、富や繁栄をもたらす吉祥文様とされていることから、COCONと表記することにしました。

店主メッセージ


わたしは結城紬の里、茨城県結城市で生まれ育ちました。身近に機織りをする人はいませんでしたが、竹かご作り、下駄屋さん(桐下駄の産地だったので)、かんぴょうや落花生の製造など、職人さんの仕事ぶりが身近に感じられる環境にありました。

 

東京で広告制作の仕事をするようになり、国内外の様々なモノに触れる機会に恵まれ、その美しさやかわいらしさ、そして、そこにあるだけで幸せな気持ちに浸れるモノの魅力に引き込まれ、特に食器に夢中になってしまいました。

 

時を経て、結婚し、親となり、そして、家族の介護や別れを経験し、辛い時期にも寄り添い力を与えてくれたのが、実は、普段使いの食器だったこともあり、ますます食器が特別な存在になりました。

 

ある時、有名な蒲鉾屋さんでも、30年後の蒲鉾の存在を危惧していることを知り、和食器にも同様の不安を抱いていたわたしは、「和食器の魅力を広めるお店を始めよう!」と思い立ちました。

 

取り扱い商品は、幼いころから尊敬し、憧れ続けて来た職人さんが、心を込めて作る機能的で人の手に馴染み、長く使えて買い足しもできる手頃な価格の和食器。代々受け継がれても古さを感じさせず、毎日の食卓が笑顔になるようなうつわを、心を込めてお届けしたいと思っております。