わたくしごとファイル™

 

「わたくしごとファイル™」の特徴

 

わたくし個人のこと」と「わたくしの(生活や仕事)まるごとすべて」の情報と書類などをコンパクトにファイル・管理することを目的とした「わたくしごとファイル™」は、

 

 ・日々の暮らし(15の小項目)

 

 ・もしものときのこと(7つの小項目)

 

 ・ペットのこと(3つの小項目)

 

 ・亡くなった後のこと(4つの小項目)

 

の、4つの大項目からなります。

(ペットの項目がご不要の方は、その旨お伝えください。)

 

●ページの差し替え・順番の入れ替えが自由にでき、耐久性に優れ、使い勝手の良いA4サイズのバインダーファイルとリーフを使用しています。

 (さまざまなメーカーのバインダーファイルを試し、開閉のしやすさと、ページのめくりやすさなどから、こちらの製品を採用しました。)

 

●色は、元気が出て、目立って、注意力を促してくれて、金運がアップしそうな黄色を選びました。

 

●とびらとインデックスのラインの色を揃えて、必要なページを見つけやすい工夫をしました。

 

●ファイルの方法は、公共料金の領収書などの実物をそのままファイルするページと、COCONが作成したシートの各項目にご自身で記入するページとがあります。

 

着手しやすいページから作業をしていただき、進めていただくことで、自然と「老いること」や「亡くなること」と向き合うことができ、お住まいや持ち物を片付けるきっかけにもなるのではないかと考えます。

 

※このファイリング法は、整理収納の草分けで収納カウンセラーとしてご活躍されている飯田久恵先生の『飯田久恵メソッド 書類のファイリング法』の著作権を、許可をいただいて使用させていただいております。

 

従いまして、「わたくしごとファイル™」は、COCONのセミナーを受講された方のみがご利用いただけるものとさせていただきます。

 

 



「わたくしごとファイル™」誕生のエピソード

 

「わたくしごとファイル™」を作るきっかとなったことは、3つあります。

 

その一つは、茨城で一人暮らしをしていた91才の父が自損事故を起こして病院に救急搬送され、私(COCON店主)が父のキーパーソンとなって生活全般の支援を担うことになった経験からです。

 

父の入院に際しては、入院の手続きはもちろんですが、父の病歴の聞き取りがあり父の病歴がわからずオロオロしたことに始まり、事故車の廃車の手続きに必要な印鑑証登録証を見つけられず手続きを先延ばしにしたり、留守宅のさまざまな支払いをしたりサービスの休止・解約手続きをしたりするための連絡先探しに、家中を探し回って多くの時間を無駄に費やしました。

 

 また、父は金融機関の通帳と印鑑を携帯していましたが、私には現金を引き出すことができませんでしたので、父に掛かる全ての経費を立て替えなければならず、父の年金額や預貯金額をまったく知らされていませんでしたので、この先、私の預金で賄え切れるのかどうか不安を感じました。

 

 

そして、一番愕然としたことは、人の助けを借りるのを極端に嫌がり、他人の意見に耳を貸さず、すぐに激怒してしまう父は、自身の最晩年の暮らし方について、何のプランも持たず、準備もしていないということがわかったことです。

 

(この後、実家じまいをしていて、父に対する失望は、更に大きく膨らみました。悲しいことですが。)

 

そんな父を送り、引継ぎの大切さと、終活が必須であることを再確認しました。

 

 

そして、二つ目は、2才年上のフランス在住の姉が、若年性アルツハイマー型認知症を患い、認知機能が衰え、両親の相続の手続き書類にサインができなくなり、自分の気持ちや希望を伝えることもできなくなってしまったことです。

 

姉は以前、晩年は日本で日本食を食べて暮らしたいと言っていましたが、実際はどう考えているのか?どう暮らしたいのか?もう確認することはできません。

 

今は、事実婚のパートナーの意向に従うしかないのです。

 

 

三つ目は、私自身も夫が亡くなり、一緒に暮らしていたひとり娘が独立して一人暮らしになりましたので、万が一の場合や、亡くなった後に手続きをしてもらうための引き継ぎ書を用意しないなければいけない!と考えていました。

 

父の時は苦労はしましたが、それでも入院から亡くなるまでサポートした期間が1年間あまりありましたので、漏れなくスムーズに死後の手続きをすることができました。

 

が、もし、サポートした1年がなかったら、あれこれ漏れが出てしまい、無駄にお金を支払ったり、何度も手続きのために片道3時間かけて茨城に出掛けたりしなければならなかったと思います。

特に、父の場合は、新聞購読料やガス料金・病院の入院費など現金での支払いが少なくありませんでしたから。

 

このような経験から、毎日の暮らしにも使えて、万が一の場合や、死後事務に役立つ終活(引継ぎ)ファイルを作ろう!と考えました。

 

まず、最初に、ファイルの名前を考えました。

なかなかピンとくる素敵な名前が思い浮かばす、月日が経過してしまいましたが、「わたくし個人のこと」と「わたくしのまるごとすべて」という2つの意味を持たせた、ちょっとおすましした『わたくしごと』ということばを使った名前がキュートだなぁと思い、「わたくしごとファイル™」と命名することに決めました。

 

名前が決まったので、COCONのロゴデザインやリーフレット・プライスカードなどのデザインをしてくれたUIデザイナーの娘に、ロゴとファイルの背表紙のデザインを依頼しました。

 (今回も、可愛いフォントを探して、素敵なロゴを作ってくれた娘に、心から感謝しています。)

 

同時に、このファイルを作ろうと思った時からこのファイル方法しかない!と考えていた飯田久恵先生の『飯田久恵メソッド 書類のファイリング法』の著作権を使用させていただきくために、ドキドキしながら飯田久恵先生にご連絡をしました。

 

飯田先生と何通ものメールのやり取りと、2回のオンラインミーテイングを経て、使用に当たっての約束ごとを決めて、使用許可をいただくことができました。

(お忙しい中、貴重なお時間をありがとうございました。また、快くご許可をくださいまして、感謝申し上げます。大切に使わせていただきます。)

 

そして、「わたくしごとファイル™」の商標登録の申請を致しました。

 

更に、皆さまに便利にご活用いただきたく「わたくしごとファイル™」の使い方講座をつくることに致しました。

 

当講座では、手紙や書類などの整理方法もご紹介させていただきます。

一生ものの「わたくしごとファイル™」を、ぜひ、ご活用いただき、日々の暮らしと、万が一への備えと、後を引き継いでくださる方のために、お使いいただき、お役に立てていただきたい!と思っております。

 

受講のお申込みをお待ち致しております。